永代供養墓の種類について
永代供養墓の種類
本来の永代供養墓は、ご納骨後に定期的なご供養が永続的に続く「墓石タイプのお墓」と「室内墓地での御納骨壇」のことを指していました。
少子化を身近に感じるようになってきた2000年~2005年頃より、永代供養墓が世間の注目を集めるようになってまいりました。
その風にのるように、ホームページなどで合祀墓も永代供養墓と表示するところが増えてまいりました。
その後、ある寺院が裏山を墓地として埋葬し、そこに植樹する埋葬方法をTVが取り上げたことをきっかけに、樹木葬が世間の注目を集めるようになりました。
公園墓地では樹木葬専用区画を設けて、区画中央のメインツリーの周囲に納骨をする都市型樹木葬の受付が始まりました。
都市型樹木葬では、お参りをされる方が増えるにつれて『埋葬方法⇒お墓の種類』という認識が強まり、各地で合同法要がおこなわれるとともに永代供養墓の仲間入りをいたしました。
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永代供養墓
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墓地に建てられた墓石タイプのお墓です。
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永代供養墓では永代管理が必須になりますので、受付時に永代管理料を前納する場合が大半です。
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市街地の寺院の境内にある場合が多く、交通至便なところ魅力です。
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寺院では、本堂などで定期的に合同法要などを行い、納骨されている方々のご供養をされています。
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宗派を問わず受付をしている寺院では、法事を希望される方に、檀家さんではない場合でも法事をしていただける寺院が多いようです。
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室内墓地
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室内にお仏壇と一体になったような形の御納骨壇を設置し、御納骨の受付をしています。
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先々の維持費が不要な場合が大半ですが、一般に室内墓地では永代管理料が初期費用に含まれています。
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市街地の寺院にある場合が多く、室内墓地のある施設はバリヤフリーになっているところがほとんどです。
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天候に左右されずにお墓参りができますが、消防法等で線香やローソクの使用に関する制限を設けているケースがほとんどです。
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檀家でなくても法事を依頼できる寺院では、宗派を問わずご納骨を受付けていただけます。
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室内の中心に、その部屋の御本尊様をお祀りしている寺院では、毎朝お経を唱えてくださっている場合が大半です。
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駅から徒歩でいける利便性に優れた場所にある寺院が人気です。
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合祀墓・納骨堂
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合祀墓や納骨堂の大半は、管理料の徴収や維持費は不要です。
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また、御影石のお墓や建物は寺院の施設ですので、後々に破損した場合でも修理代の請求はございません。
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以前は、合祀墓や納骨堂に納骨をする際の費用は納骨料のみでした。
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永代供養は、お寺の本堂などに位牌を安置していただいたり、過去帳に霊名を記載していただいて、別に申し込みをする必要がございました。
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そのため、ほんの20年くらい前までは、合祀墓を永代供養墓とは考えられていませんでした。
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少子化が叫ばれるようになった頃より永代供養墓が注目を集めましたが、その波にのる形で合祀墓や納骨堂も永代供養墓として紹介されるようになりました。
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合祀墓は色々な寺院にありますが、その寺の檀家さんが墓じまいをされる際に納骨する受皿として用意されている場合も多く、ご納骨の可否につきましてはご住職にお尋ねください。
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合祀墓と納骨堂の違いについて
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合祀墓は屋外にに御影石などで造られた大きめのお墓をいいます。納骨堂は、御影石のお墓ではなく建物にご遺骨を納めます。
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樹木葬
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本来の樹木葬は、山林などに埋葬し、埋葬をした場所には墓碑の代わりに植樹をする埋葬方法のことをいいました。
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一部の公園墓地などでは、少子化のあおりを受けて以前のように墓地を申込される方が減ったため、墓石型の墓地から樹木葬墓地に切り替えた受付を行いました。
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それらは、都市型樹木葬と呼ばれ新たな埋葬方法として、広く世間に浸透しています。
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樹木葬そのものは、埋葬の方法のことを指しますので永代供養とは直接リンクいたしません。
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また、新たな埋葬方法では、お墓参りのスタイルが確立されていませんでした。
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そこで、既存のお墓参りのスタイルが参考にされました。
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樹木葬の多くは、区画の中心あたりにメインツリーと称する木や供養塔のような目印になるものを設けています。
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お参りをされる方々は、誰からも強制をされることなく自然とそちらに向かって合唱礼拝をされています。
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また、その近辺で合同法要などを定期的に行うことで永代供養のお墓として認知されるようになりました。
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担当 柳田 貴人
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近鉄東寺駅近く
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電話 075-693-7345(10:30~18:00)
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毎週火曜日・第2第4水曜日定休