お墓豆知識

関西霊園情報局のお墓のコラム

檀家や墓檀家とは?

核家族が進む中では、先祖代々付き合いのあった菩提寺とは疎遠になるご家庭が増えてまいりました。

同時に宗派との関わりも薄れている方が大勢おられるようです。

檀家とは?

檀家とは、特定の寺院に帰属する家のことをいいました。

寺に僧侶を招き入れて、帰属している家族の葬儀や法事などの供養を勤めていただきました。

帰属する家々には、所有者として寺院を維持する義務がありました。

最近では

寺院が宗教法人になりますと、役員や会員などの組織ができました。

組織を運営する規則は、寺院ごとに定められていています。

住職が代表役員を務める寺院では、寺は住職家族の家という印象を持つ人が徐々に増えて、昔のように檀家として帰属することを敬遠する人が増えました。

組織ごとに規則は異なりますので一律ではありませんが、最近では特定の寺院に葬儀や法事を依頼する家族を「その寺の檀家」と呼ぶ傾向が強まっています。

敬遠される檀家制度

核家族が一般的になりますと、代々お世話になった菩提寺との関わりが薄くなってきて、多かれ少なかれ一定の義務を負う檀家を離れたいと希望する人が増えてまいりました。

新たに葬儀や法事をしていただく寺院を探す中でも、最近では檀家の条件のないことが必須になっています。

墓檀家とは?

墓檀家とは、割と最近になって出来た言葉で、おそらく石材店が作った造語ではないかと思います。

30年くらい前の墓地の広告には盛んに使われていた墓檀家ですが、簡単に説明させていただきます。

墓檀家が求める条件

寺院の境内地においての仏教行事は、そこのご住職に依頼しなければならない。

他の住職が、その寺院の境内地において仏教行事を行うことは出来ない。

改宗の必要はなく、寺院境内地以外での仏教行事は自由に行うことが出来る。

新たなパートナーシップ

子供が沢山いた時代は、後のことは子供達がやってくれるという安心感がありました。

核家族化や少子化の中では、一人当たりの子供への負担が大きくなります。

葬儀・仏事・お墓においても同様ですが、ご両親の不安の解消や子供への負担を少しでも担うための取り組みを行う寺院が増えています。

葬儀や仏事の生前予約や、新たな葬儀式の提案、永代供養のお墓などがそれにあたります。

ネットで検索を致しますと、司法書士や銀行などの専門職の方々を交えた終活セミナーに取り組んでいるご住職もおられるようです。

急速な寺院離れが進んだ時代もありましたが、新たな寺とのパートナーシップが生まれつつあります。

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