お墓豆知識

関西霊園情報局 お墓のコラム

両親から生前墓の相談があった時に困らない知識まとめ

最近は終活をしているご夫婦も増えました。

もしも、ご両親からお墓についての相談があった場合は、あまり先送りをせずに一緒に考えていただければと思います。

父親が長男(跡取り)でない場合は、新たなお墓を考える必要が何時かはやってきます。

お墓を造る場所は

ご両親と離れて暮らしている方は、お墓をどこに造るかが問題になるのではないかと思います。

また、ご高齢の場合は、実家の近くにお墓を造っても体調等の理由で十分なお参りができない場合もあります。

ご両親が住む実家が交通アクセスの良い場所でしたら問題ありませんが、そうでない場合は将来にお墓だけが孤立してしまうことも考えられます。

このような場合は、いつかは「墓じまい」を考えなければならないかも知れません。

核家族が当たり前の時代では、住いを中心にしたお墓の選択は難しいといえます。

離れた場所であっても交通至便であればお参りが可能です。

最近では駅から徒歩数分の場所にある永代供養の室内墓地が注目されています。

また、寺院の境内墓地も駅から徒歩でお参りできるところが多く、寺院によっては宗派を問わない受付をしています。

おすすめのお墓

少子化の時代を迎えて、新しくお墓を確保する方には永代供養墓をおすすめいたします。

永代供養墓のメリットは

  1. 墓地の承継が行われなくなった場合も、長期間墓所は維持されます。

  2. 使用期間満了の際の墓じまいの心配が不要です。

  3. 永代管理のお墓は、先々の維持費が不要です。

お墓の予算は

お墓には色々なタイプがあります。

永代管理を採用しているものは、先々の維持費が不要です。

永代供養墓4タイプでの予算の特徴

  1. 合祀墓は、他の方々と一緒に納骨するお墓を合祀墓といい、低予算での納骨が可能です。

  2. 樹木葬などの小型墓所は、シンプルな構造のため比較的低予算ですが、多くは個人墓や夫婦墓など人数制限あります。

  3. 室内墓地は、立地や規模により予算は様々です。骨壺での納骨になり納骨室の大きさにより人数制限があります。

  4. 墓石タイプの永代供養墓は、立地や規模により予算は様々です。

埋葬予定の人数を考えたお墓選び

永代供養墓には、個人墓・夫婦墓・家族墓があり、あらかじめ埋葬人数が決まっている場合は希望するタイプを選べます。

お墓をお探しの方の中には、郷里のお墓のご先祖様の改葬を計画している方もおられると思います。

改葬を希望の場合は、家族墓が適しています。

お墓の維持について

永代供養墓の多くは、永代管理を採用しています。

永代管理とは、先々に必要な管理料を一括して前納する管理料の支払い方法をいいます。

永代管理では、お墓の確保時期に関わらず支払額は一定ですので、生前墓をお考えの方に適しています。

また、永代供養墓の中には、あらかじめ使用期限が設定されている場合があります。

期限付きの場合でも、使用期限の満了時に更新料を支払って使用の延長ができるお墓もあります。

使用の延長が出来ないお墓は、家族墓には向きません。

供養について

永代供養のお墓では、納骨された方々の定期的な供養が長期間継続して行われます。

遺族は、お墓参りや仏前にお参りするなどの日々の供養を勤めます。

仏教徒の方は、永代供養墓に納骨をされた場合でも一周忌や三回忌などの法事を勤める必要があります。

寺院の境内墓地の場合は、お墓を確保すると同時に、安心して葬儀や仏事の相談が出来る住職と関係を築けるというメリットがあります。

檀家条件がない場合でも本堂で法事が出来る寺院も多く、法事をされる方にとってはお墓を確保する以上の価値を感じます。

まとめ

生前にお墓を確保する際の、お墓の選び方やメリットについて説明させていただきました。

もしも、離れて暮らすご両親からお墓についての相談があった場合は、この記事を参考に調べてみてください。

お墓を選ぶ際には、先々に供養をしていただく住職に会っていただき、納得できる場所をお探し下さればと思います。

この記事が、皆様の墓所選びの参考になりましたら幸いです。

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