お墓豆知識

駅近の室内墓地が人気です

室内墓地は、お寺の境内等に建つ施設の中に置かれたお墓です。

市街地などに新たに造られた施設は、バリアフリーに配慮した明るく清潔な印象のところが多く、快適にお参りしていただけます。

Q1.室内墓地とは?

『駅から徒歩〇分、高齢者に優しいバリヤフリーの全天候型堂内墓地・・・』という感じのコマーシャルを耳にすることが増えました。

室内墓地といえば以前は納骨堂と呼ばれることが多く、他の方と一緒に納骨する合祀が一般的でした。

最近は石材店などの主導で宗教法人が市街地に建てた施設内に、個別に納骨する納骨壇を設置した室内墓地が主流になりつつあります。

一般には、個別に納骨する個人用・夫婦用・家族用と、合祀納骨などのプランが設定されています。

少人数用納骨壇では中央の礼拝スペースからお参りをする場合が多く、多人数用納骨壇では墓所にお位牌も祀れる個別にお参りできるスタイルのお墓をよく見かけます。

消防法により火気の使用を制限しているところが多いのですが、お墓参りの作法は一般的なお墓と大きく変わりません。

納骨された方々のご供養の時期は施設により異なりますが、永代供養がついたお墓では、毎年お約束した日に合同法要や個別供養を継続しています。

永代管理を採用している場合は先々の管理料は不要ですが、年払いなど定期的に管理料を納める施設もあります。

長所

天候に左右されず快適にお墓参りをしていただけます。

新たにつくられた施設の多くは、エレベーターを設置するなどのバリアフリーに配慮しています。

市街地などのお参りしやすい立地環境のところでは公共交通機関を利用したお参りが可能です。

永代供養・永代管理を採用している施設では、先々の維持費が不要で後継者のおられない方も安心です。

短所

納骨室の容積の都合上、骨壺の大きさには制約があります。

ご遺骨は土に還りません。

永久を謳っている施設では、建物の対応年数による将来が懸念されます。

 Q2.納骨堂とは?

納骨堂とは、寺院の境内などに建つご遺骨を納めまる施設です。

宗派の本山寺院(宗派の格になる寺院・宗派を象徴する寺院)では、そちらの宗派の檀信徒に限った納骨を受付している場合が多く、一般的な寺院では宗派を問わず受付している所もあります。

一般には合祀のところが多く、個別の永代供養をされている施設では、位牌壇を設けて故人のお位牌を安置しています。

古くからある納骨堂の多くは、合祀する納骨室の底が地面につながっている場合が多く、遺骨は土に還ります。

室内に入ってお参りできるところもありますが、施設の外からお参りする場合もあります。

大半の場合は、お墓の維持になどの管理料は不要です。

永代供養を希望されない方は、納骨費用を比較的安く抑えることができます。

菩提寺(法事をお願いしている寺院)を持たない方で法事を希望される方は、後々も法事を受付けていただける場合が多く、仏事の相談などにも応えていただけます。

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