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霊園取材ブログ 円照寺|室内墓地
2017.06.18

お坊さんに聞いてみました

『お葬式について』

ご相談者に代わって、いただいたご相談を直接お坊さんに聞いてみました。

お答えいただいたお寺は、八尾市の『浄土真宗 円照寺』さんです。

  • ご相談内容
  • お葬式はなぜ必要なんでしょうか?

  • 浄土真宗に於いてのお葬式

生前から聞法に励み、阿弥陀如来の本願を信じさせていただいたところにお助けに預かる身となり、命終すると、同時に極楽浄土に往生して、仏果(悟り)を開かさせて頂くのでありますから葬式は、その人にとっては、必要がないと云えば必要がありません。
親鸞聖人は、「某―それがしー閉眼せば、賀茂川に入れて魚にあたふべし」と申されたのです。『改邪鈔』80~81 「これすはち、この肉身をかろんじて仏法の信心を本とすべきよしをあらはしますゆへなり、これをもておもふに、いよいよ喪葬を一大事とすべきにあらず、もとも停止(ちょうじ)すべし」とある。

しかし、親鸞聖人が入寂された時覚如上人の『御伝鈔』に次の如くある。聖全(歴代部653)「・・・・同じき第八月―午時―頭北面西右脇に臥したまひて、ついに念仏のいきたえをはりぬ。
ときに禿齢九旬(聖人90歳)にみちたまふ、鳥部野の南の辺延仁寺に葬したてまつる。遺骨を拾って、同じきれつの麓鳥部野のきたの辺、大谷にこれをおさめ畢ぬ・・・」とあり、火葬にされているようである。
しかし、問題は、確かに本人に取っては葬式と云うものは、必要がないかもしれないが、故人が生前から如来のお慈悲を蒙り、報謝の生活を送り、いま浄土に往生したということは、これは、すべて仏力の所作であり南無阿弥陀仏の働きによるものである。
その広大の御恩を思えば葬儀を縁として、仏恩報謝の勤めをさせてもらわねばなりません。
しかも、一般的には、生前肉親縁者として、故人と深い関係にあったわけでありますから、故人への追慕と感恩の情からも葬式を営み、また、それを縁として、聞法し、自身も故人とひとしく如来の救いにあずかる身とならせてもらわねばなりません。
また、故人が全くお念仏と関係がなくても、その故人の死を通じて、生かされているものがお念仏のご縁を頂きましょう。
よくよく考えてみて下さい私達は自分自身の力では何ひとつ解決することは出来ません。
たとえ解決したとしても必ず独りよがりの利己主義となり実際には、何も解決していません。

話は戻りますが、大事な事は、葬式がありきではなく、その方が御在生の時にいかに仏法に出会われて、そのことを通じて、日暮しされているかと云う事が大変大事な事であります。
だから当円照寺に於いては、なるべくお寺を開放することによって、仏法に触れ合っていただくご縁を多くの人に持って頂き御自分の日常生活の中に仏法を取り入れて頂きたいと思います。
昔の親は、子供が独立する時には、必ず仏壇をもって行かしたと云います。
家の中に必ず手を合わせる場所を設けて良きことも悪しきことも仏壇の前に座り手を合わせて合掌したと伺っております。
非常に頭がさがる思いが致します。

それから、当円照寺では、家族葬儀を行っておりますが、これもお寺になるべく足を運んでいただき、葬儀を通し仏法を聴聞される機会を持っていただく事が最大の目的でございます。
つまり、元来葬式は、死者が調声(導師の音頭)となって仏恩報謝の喜びを表すものといわれています。
だから、棺の上には七条袈裟をかけるのであります。
仏前に「ありがとう」と云うお礼を云っているのであります。
住職は死者の代理で調声(導師)をするのであります。

その他浄土真宗の行事はすべて死者に向かうものではなく、仏恩報謝の意味を忘れてしまうと非常におかしなことになってしまいます。
しかも浄土真宗では、告別式と云う言葉も確かに今生に於いては、別れてまいりますが、そこには、またお浄土でお会いしましょうという意味が込められています。
それを『阿弥陀経』のなかには、倶会一処とされています。
つまり、今生では別れていきますがお浄土でまた必ずお会いしましょうと云う意味です。

以上申し述べさせて頂いたことをよくよく考えていただければ葬儀が必要か否かはもうすでに決まっていると思います。
当寺の家族葬儀を通じて、お寺に来られる機会のきっかけにして頂きたいと願います。

円照寺の家族葬は、従来の葬儀に比べて葬儀費用のご負担を軽減していただけますが、あくまでも、ご自分の生かされ方を見直されるきっかけにしていただきたいとの思いから、企画させていただきました。

どうぞ気軽に、ご相談ください。 合掌

 

大阪府八尾市にある浄土真宗寺院の永代供養墓

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